長良川河畔に湊町として栄えていた川原町。
「もしもし そこにお立ちの芭蕉さん、ご案内して頂けますかー」と声掛けしてもお返事は無し!
ならば今回は裏道へ思いつくまま探索です。川原町は蔵の町…。
紙問屋が居並ぶ往時の川湊の賑わいを思いめぐらし、ディープな露地歩き。
寒さを忘れて楽しむこと小1時間…、
長良川氾濫に備えて高く積まれた石垣は苔むして時の流れを感じさせ、黒塗りの蔵家屋が続く小径には忘れかけた味わいある趣がありました。
夏は鵜飼で賑わう長良川河畔の町並みには鵜の意匠があちこちに♪ そんな鵜を探しながらの散策も楽しきかな…のひと時でした。
そうそう、芭蕉翁も江戸末期にここに立ち寄り
「このあたり目に見ゆるものみな涼し」
と詠まれた句碑が老舗旅館・十八楼にありました。
稲葉山頂上 岐阜城見ゆ