熊野路の旅は引き寄せられるように、熊野三山を巡礼?をすることになりました。
神々の国生みの地である熊野は大自然に恵まれた地。
古代の人々の自然への畏敬の念が山岳信仰を抱かせ、奈良,平安時代には皇族貴族が…そして室町時代には武士,庶民たちへと熊野信仰が広まり現代も絶え間なく続いている…。
熊野古道を何日も歩き続けて辿り着き、熊野大権現を有り難く崇めた古人の思いをよそに、今は簡単に車で到着。滞在は1時間ばかりと物見遊山になりがちな現代人も、この地の空気は昔と同じ…。心洗われました。
檜皮葺のお社、苔むした巨樹に遠い歴史の重みを感じた本殿を後に、日本一大きな鳥居が残る旧社領地・大斎原(明治22年大洪水で消失)へと足を延ばしてきました。
産田神社
熊野川中洲に建立されていた当時の社領図絵。